リスク分散の適地

POINT1 低い首都圏等との同時被災リスク

リスク分散の適地、北海道

北海道は、台風の接近や雷の発生、豪雨の日数が他地域に比べ少なく、また、首都圏等と距離的に離れていることから、首都圏等で地震等自然災害が発生した場合にも、同時に被災するリスクが低く、リスク分散の候補地として最適です。
(道では、北海道強靱化計画に基づき、大規模自然災害に備えた防災・減災対策とともに、リスク分散のための本社機能や生産拠点の移転促進といったバックアップ機能の発揮に向けた取組を国、市町村、民間事業者、関係団体等と一体となって推進しています。)

POINT2 エネルギー供給

国内最大級のLNG基地

2012(平成24)年に石狩市で液化天然ガス(LNG)基地「石狩湾新港LNG基地(18万キロリットル)」が稼働しました。札幌等にはパイプラインを使って供給するほか、道内の各事業者にLNGのまま供給します。
また、LNG基地内では2016年に2基目(20万キロリットル)、2018年に3基目(23万キロリットル)のLNGタンクが稼働し、さらに、現在、4基目(23万キロリットル)のLNGタンクが建設中(2020年完成予定)で、日本最大級のLNG基地が形成されます。

電力供給

北海道エリアでは、電力需要がピークとなる冬季に大規模な発電設備の計画外停止が起きた場合でも、電力の安定供給に必要な最低限の予備率3%以上を確保できるよう、将来にわたる安定供給を見据えた電力設備の建設が進められています。
2019年には、新たな火力発電所である石狩湾新港発電所1号機(56.94万kW)や、北海道と本州を結ぶ連系設備である新北本連系設備(30万kW)が運転を開始。
今後は、石狩湾新港発電所2号機・3号機の建設が予定されているほか、国等の委員会において新北本連系設備のさらなる増強に向けた計画が示されるなど、電力の安定供給の確保と信頼度の向上が図られています。

POINT3 多重化された交通インフラ

アジアの玄関口、北海道

北半球で見ると、世界の先進工業地帯がほぼ同緯度に集中。北海道は距離的に日本で一番世界に近い場所といえます。北極海航路は、近年、夏期における北極海の海氷減少とともに、新たな海上ルートとして国際的に注目されています。北海道は航路の出入口となるベーリング海峡に近接し、東アジアで最も北に位置する国際港湾を備えており、地理的優位性を有しています。

札幌(新千歳) - 東京(羽田)間は国内航空路線で最多の1日あたり55往復運航

新千歳空港発羽田空港行きの航空路線は国内航空路線で最多の1日55往復が運航されています。朝6時から夜12時までの運航頻度は1時間当たり平均4往復です。国内線の乗降客数は1,977万人で羽田空港につぐ全国第2位(2018(平成30)年)です。2010(平成22)年3月には新国際線旅客ターミナルビルが供用開始しました。

北海道内は飛行機移動が便利

北海道内を航空機で移動するには、JAL、ANAの他に北海道エアシステム(HAC)があります。9路線、1日あたり約30往復が運航しており、北海道内の移動時間も短縮でき、便利になっています。

道内13の空港が結ぶネットワーク

北海道には、13の空港があり道外はもちろん道内間での航空便が運航しています。多数の航空路線が道外・道内の交通の利便性を高め、北海道でのビジネスや生活を充実させています。
北海道で運航している発着便数は約500便(1日あたり)あります。道外主要都市を結ぶ空港は10空港で東京とは9空港が直結しています。
また、新千歳と函館、旭川には海外との定期便も運行しており、アジア各国やハワイ、フィンランド、オーストラリア等、26路線が就航しています。(2020年2月1日現在)

朝から夜まで利便性の高い運航ダイヤ

北海道・本州間の移動は航空便が朝早くから、夜遅くまで運航していますので、日帰り出張を可能にしています。出発時刻は羽田空港発新千歳空港着の始発便は6時15分で新千歳空港発羽田空港着最終便は深夜1時10分まであります。

LCCの就航でさらに北海道が身近に

平成24年に本州と北海道を結ぶLCC(ローコストキャリヤ)が就航しました。現在4社が運航しており、大手の航空会社よりも割安な運賃が魅力です。

大量輸送を可能にする定期航路

空路、陸路を有機的に結び、大量輸送を可能にするフェリー。室蘭や苫小牧の国際拠点港湾をはじめ道内には35の港湾があり、フェリーは北海道~本州間を11航路が運航。内貿定期貨物は17航路、石狩湾新港や苫小牧港など外貿定期貨物は11航路運航しています。

渋滞の少ないスムーズな道路輸送

広大な北海道の自動車輸送をよりスムーズにするための高規格幹線道路等の整備を推進しています。
道南~道央~道北~道東へと、主要都市間を結ぶ総計画延長は1,825kmにおよび、2020(令和2)年3月末現在1,183kmが開通しています。

北海道新幹線がビジネスチャンスを拡大

北海道新幹線は、新青森~新函館北斗間が、2016(平成28)年3月に開業し、現在、東京~新函館北斗間が最速3時間58分で結ばれています。
また、新函館北斗~札幌間は、2012(平成24)年に認可・着工され、2030(令和12)年度末の開業が予定されています。

北海道全域をカバーするJR貨物

鉄道貨物輸送は、輸送単位当たりのCO2排出量が、トラックの約11分の1と、環境負荷が最も少ない輸送手段です。北海道内には14のコンテナ取扱駅・オフレールステーションがあり、全国約150の駅と結ばれています。
また、主力の12ftコンテナをはじめ、大型トラックと同等の積載能力をもつ31ftコンテナの積載が可能な貨物列車を道外へ毎日約20本運行しています。

環境に優しい立地環境

全国トップレベルの再生可能エネルギーの宝庫

北海道の再生可能エネルギーのポテンシャル

北海道は太陽光や風力、バイオマス、地熱、石炭といった多様なエネルギー源が豊富に賦存し、とりわけ新エネルギーの活用に向けては全国随一の可能性があります。

風力発電

風の力で風車を回して発電する「風力発電」は、風況に恵まれた北海道の日本海側を中心として導入が進んでおり、2018(平成30)年3月末では設置基数329基、設備容量約44万1, 185キロワットと、日本有数の風力発電先進地となっています。

太陽光発電

太陽の光を直接電気に変換する「太陽光発電」は、発電段階で二酸化炭素を発生しないクリーンなエネルギーとして、低炭素型社会実現の切り札として期待されています。公共施設や住宅などで導入されているほか、恵まれた日射量や広大な土地を活かして、メガソーラーの立地も道内で進んでいます。

クリーンエネルギーや冷涼な気候の利活用

環境にやさしい新エネルギー

冬期に確保した雪や氷を、夏まで保存して、冷房や冷蔵に利活用する「雪氷冷熱エネルギー」は、環境にやさしいエネルギーとして注目されており、道内各地で広く導入されています。
また、冬期から中間期の寒冷な外気を直接熱交換に利用し、冷凍機を稼働させずに冷水をつくる「フリークーリング」は、特に冬期も冷房が必要な施設では大きな省エネルギー効果が期待できます。
こうした冷涼な気候を活かしたエネルギーの利活用は、製品・機械の冷却や建物内の冷房などのコストの削減につながるだけでなく、省エネルギーに貢献し、CO2排出量の抑制が可能となることから、今後、工場などでの利活用が期待されています。

室内や貯蔵庫への雪氷冷熱エネルギーの供給方式

①熱交換冷水循環方式
熱交換器の一次側に融解水又は雪で冷やされた不凍液をポンプで循環し、二次側で循環する液体(不凍液など)を冷却する。
②直接熱交換冷風循環方式
送風機を用いて、冷熱を供給する貯雪氷装置と、冷却の対象となる貯蔵庫や室内の間で空気を循環させる。
③自然対流方式(雪室・氷室)
貯雪氷装置の冷熱や、貯蔵庫に被せた雪の冷熱を、貯蔵庫の中で自然対流させる。
③自然対流方式(雪室・氷室)
貯雪氷装置の冷熱や、貯蔵庫に被せた雪の冷熱を、貯蔵庫の中で自然対流させる。

冷暖房エネルギーの抑制

北海道は、夏日・真夏日の日数が少なく、湿度も低いことから、本州と比べ冷房に必要なエネルギーを抑えることができます。
また、冬の暖房エネルギーも建物の断熱化が進んだことから、従来に比べて十分に抑えられるようになっています。特に年間を通して機器発熱が大きい製造業やデータセンター等では、冷房エネルギーの削減効果は非常に顕著なものとなります。

優秀な人材・研究機関の集積

POINT1 良質で豊富な人材

企業発展のカギをにぎる優秀な人材確保が豊富

北海道には大学院28校、大学40校、短期大学15校、高等専門学校4
校と数多くの高等教育機関が充実しており、さらに専修学校、高
校を加えた新卒者はおよそ8万4千人。若くエネルギーあふれる力
は、大きな活躍の舞台を求めています。

プロフェッショナル人材等の誘致を積極的に行なっています

北海道が設置する、「北海道プロフェッショナル人材センター」では、企業の競争力強化を図るため、新規事業の創出や生産性の向上などをリードする道内外のプロフェッショナル人材の橋渡しを行い、企業の人材確保を支援しています。
他にも、道が開設している求人マッチングサイトに求人広告を掲載している企業に就業し、東京圏からの移住者であること等の要件を満たしている方に対し、最大100万円の移住支援金を支給する事業や道内企業と首都圏等大学就職担当者のマッチング事業など、道内外からの人材誘致及び就業支援に取り組んでいます。

・道の求人マッチングサイト「北海道移住支援金対象求人特集」のURL
https://jp.stanby.com/feature/hokkaido-jobformigrationsubsidy

・相談窓口
北海道経済部労働政策局産業人材課
TEL:011-251-3896(直通)

企業の人材確保などを支援します

北海道が設置する若年者向け就職支援施設「ジョブカフェ北海道」と国の「札幌わかものハローワーク」を「北海道わかもの就職応援センター(愛称:みらいっぽ)」として、両施設が連携しながら就職支援の取組を一体的に実施しております。
「ジョブカフェ北海道」では、求職者に対してキャリアアドバイス等を行うとともに、産業や企業理解を深める業界セミナーや職場見学会、合同企業説明会などの開催を通じて、企業の人材確保や職場定着の促進などを支援しております。「ジョブカフェ北海道」は、札幌のほか、函館、旭川、釧路、帯広、北見に拠点があり、2018(平成30)年度は、延べ37,290名利用し、6,400名が就職しております。

・お問い合わせ先
北海道経済部労働政策局産業人材課
ジョブカフェ北海道
TEL:011-209-4510

企業とのマッチング施策を実施しています

企業と求職者の出会いの場を広げるため、道内各地で合同企業説明会・面接会が開催されています。
詳しくは下記HPをご覧下さい。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/rkr/index.htm

地元就職の志向が強い

道内で就職する新規学卒者は約8割で地元志向が強いです。

POINT2 進出企業を強力にサポートする試験研究機関

「道総研」は研究や技術指導で企業活動をサポートします

(地独)北海道立総合研究機構(道総研)は、22の道立の試験研究機関をひとつにして平成22年に誕生した総合的な研究機関です。幅広い産業分野にまたがる研究機関として、総合力を発揮し、分野横断的な研究や技術支援等を進め、皆様の様々なニーズに応えています。

特許権等の件数について

主な成分について

企業を強力にバックアップする公的試験研究機関と産業支援機関

道内の主な大学には、企業とのコラボレーションを支援する体制が整備され、近年、共同研究の数も増加しています。
また、公設の試験研究機関もさまざまな分野の研究開発を進めています。北海道の国公立の大学との産学連携は、特許権実施等件数で全国5位、共同研究数で全国7位、受託研究数で全国6位と産学連携における実績があり環境が整っています。

『北のものづくりネットワーク』
~ものづくり企業の技術面の困りごとをワンストップで支援します。~

北海道では、道内各地域の産業支援機関や、ものづくりに関連する業界団体の連携のもと、ものづくり企業の皆様からの技術
課題や新製品の開発などに関するご相談に対応するワンストップ窓口を設置し、効果的な課題解決を促進するため、「北のもの
づくりネットワーク」を整備しました。

《こんな困りごとや課題は、お気軽にご相談ください》
 ・技術課題の解決に向けたご相談は⇒最寄りの産業支援機関へ
 ・業界間連携による共同開発に向けたご相談は⇒加入されている業界団体へ

※産業支援機関の連絡先などの詳細は、下記ホームページをご覧ください。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/ssg/monodukuri/kitanomonodukuriNW.htm